わたしはいつもあの頃に

アラサー女の赤裸々びより

Netflix「初恋〜First Love」での名言が刺さり過ぎて最高だった件

この前ふとNetflixにある作品が見たくなったので久しぶりに再契約。

 

つい先週「ごめんね!青春」を見終わって、満島ひかりさんの魅力を再認識したので、満島ひかりさんが出ている作品が見たくなり、「初恋〜First Love」を見てみた。

 

「そういえば話題になってたよなぁ」くらいで、ほぼ興味本位で見てみたところ、世界観・物語に、まんまとハマって2周目を見ようとしている。

 

あの北海道の美しい景色。淡い初恋の思い出。悲しい出来事。仕事。思うようにいかない人生。子育ての難しさ。義家族との関わりの難しさ。

 

全てが今の私に刺さり過ぎて、考えさせられた。

 

私の学生時代は輝かしいものばかりだった。中学の頃は定期テストで95点以下を取ったことがない。生徒会長をやっていて、周りからは一目置かれる存在だった。

 

受験勉強を頑張り、偏差値の高い学校へ入学。そこでは勉強こそおろそかになったが、ダンス部の部長として全国大会まで勝ち進み、素晴らしい経験をさせてもらった。

 

そして、進路は自衛隊パイロット候補生。

 

私は容姿端麗ではないが、ここまでで、あの2人との接点がかなり多く。しかも空自と海自で違えど私も航空学生として入隊した。(ちなみに中学生までの夢はCAだった。)

 

そんな輝かしい学生時代とは打って変わり20代前半は暗黒の時代。

 

ヘルニアでパイロットをやめ、その後事務官として再度公務員になったものの適応障害になって退職。つまづきまくっている。

 

側からみたら、結婚して、子供もいて幸せな生活を送っていると思われているが、内心そうでもない。仕事が思うようにできず、仕事コンプレックスがあり。進路で挫折をして学歴コンプレックスもあって。

 

私には何もない。と常々思っている。

 

ドラマの中で「誰かが言った。人生はまるでジグゾーパズルだと。」「どんなキラキラな思い出も、運命の女神を呪いたくなるような理不尽な仕打ちも、人生にとってはかけがえのないピース。」

 

この言葉が頭の中で反芻して。

 

私の人生をざっくりみたら、きっと幸せな、恵まれている部類に入るのだと思う。

 

だけど、親の離婚があって、親の再婚があって、そんな親同士の板挟みになって、夢だったパイロットになれなくて、こんなはずじゃなかったと思う日々が続いて。

 

でもそんな「かけがえのないピース」があるからこそ今の人生があって。今のかわいい子どもたちがいて。愛する夫がいて。

 

そんなふうに色々と思って、涙。

 

個人的に1番印象的だったのは、也英ちゃん(満島ひかりさん)が子どもと別れるシーン。出勤10分前なのに号泣。。。

 

子どもと一緒にいたいのに、どうしようもなくて。子どものためには、子どもとの生活を諦めるしかなくて。どうしようもないあの状況が、昔の母に被って。私も同様な状況になることが容易に想像できて。(万が一離婚するようなことがあれば)

 

あの演技は素晴らし過ぎた。

 

也英ちゃんの、

「好きなことを仕事にできる人って少ない。親の期待に応えようなんて思わなくていいから。綴には自分で選び取ったものを信じる権利がある。それが間違いでも、失敗でも、人生にとっては何かしらの意味があるから」

この言葉ら子どもたちに言える母親でありたい、そう思った。

 

そして今日もまた、見る。

 

まだ見てない人、1000円払ってでも見るべき作品なので見て!!!!