わたしはいつもあの頃に

アラサー女の赤裸々びより

戻れるならいつに戻る?

私は大の映画好きで。しょっちゅうSFやファンタジー系の映画やドラマも見ている。

 

そんな中で出てくる「過去に戻れる能力」。私は、常々「過去に戻りたい」と思ってしまう思考を持っている。

 

 心がしんどくなると、すぐ気持ちが後ろ向きになってタラレバ言う。結論から言うと、もちろん過去は変えられないので「今」を一生懸命に生きるしかない。でも、過去に戻りたい自分も受け入れて、妄想に付き合う日も。そんなお話。

 

 私は1回しか過去に戻れないなら、中学生からやり直したい。

 

欲を言えば、もっと遡って親が離婚しないようにしたいが、離婚したからこその今があると思っているのでそれはもうそれで良い。

 

 中学生の三者面談で担任から「良い子すぎて心配。もう少し子供になったら?」と言われた。当時は大人の振る舞いをしているつもりもなく、楽しんでいるつもりだった。当時の担任と同じ年になってわかる。もっと学生らしく無邪気に楽しめばよかった。

 

高校生はすごく楽しかった。高校生活は変わらなくても良いけど、もっと楽しめば良かった。塾なんか行かずに過ごせば良かった。高校時代で1番変えたいのは、進路。

 

通っていた高校は進学校で、私以外の学年全員が大学へ進学した。私も大学は3つほど受かっていたが、当時夢だったパイロットになるために自衛隊への入隊を決めた。

 

大学に受かるよりも、よっぽど倍率が高い試験だったから、当時はかなり喜んだ。ネームバリューもあるし、絶対10年後には活躍して、稼いで、かっこいいアラサー女になっていると思っていた。

 

しかし、入隊後すぐにヘルニアが見つかり、パイロットにはなれないのが決まって耐えきれずに辞めた。大した訓練もせず、ただ入隊して辞めた。そもそも本当にあの時はヘルニアだったのか、間違いではないのか、と今でも思う。

 

そこからは、暗黒の20代の始まりで。

 

自衛隊やめて目的失った私は、かなりパイロットや航空機に執着していた。当時の教官に「どこかで一緒に仕事ができたらいいな、待ってるぞ」という言葉が嬉しくて。私は事務官という立場で同期たちを支えていけたらいいと思って公務員試験を受けた。

 

試験は合格したが、その時は冷静で。同期たちが頑張っている姿をみながら、自分は支える立場って絶対に辛い。そう思った私は結局別の会社へ。

 

それから何年も経って、本格的に同期たちが活躍してきた今。あまり関わりたくない、と思ってしまう自分がいる。嫉妬なのか。

 

高校生の時に想像していた27歳の私とは真逆の生活をしていて、結局学歴コンプレックスもあって、職歴コンプレックスもあって。何もかもに自信がなくて、人のことを羨んでばかり。

 

あの時あの選択をしたから、今のかわいい子供達がいる幸せな生活を送っているのだけど。私個人だけを考えたら進路を変えたい。

 

高校生の時はあまり考えなかったけど、進路って本当に大事。私は、学びたいこともないのにとりあえず大学へ行って借金(奨学金)を借りるくらいなら就職したほうが良いという安直な考えだった。

 

進路がいまいち決まっていなくて、大学にも行かせてもらえるならば「とりあえず大学」もありだと思う。子どもたちにも幅広い選択肢を提供できるように、お金をしっかり稼いで貯金はしていきたいと思う。