わたしはいつもあの頃に

アラサー女の赤裸々びより

こんなぬるま湯にいたくない!と思った公務員時代

私が20代前半に国家公務員として過ごしていた時の話。

 

私は、小さい頃から自信がなく、自己肯定感が低めだった。その自己肯定感を高めるための承認欲求なのか目にみえるエリート思考があった。(実際にエリートではないが)

 

学級委員をやったり、生徒会長をしたり、競合の部活の部長をしたり。自分で言うのもアレだが、人より少し勉強ができたのだと思う。(高校で優秀な人が集まりすぎて、劣等感に苛まれて落ちこぼれたが笑)

 

だから、「すごいね!」と言われることが多く。それに答えるためにもっと頑張った。もっと立派な仕事に就こうと思った。

 

今でも国家公務員の事務の仕事もかなり立派な仕事だと思っている。国家公務員には一種(キャリア官僚)・二種(大卒程度)・三種(高卒程度)と種類があって、私は三種。

 

私がいた部署は総務課で、陰ながら支える部署。どの仕事でも必要な仕事だが表立って仕事をすることはほぼない。しかも、上司がゆるゆるで、これじゃ成長できないかも、とまで思っていた。

 

当時の私も若く、「こんなぬるま湯にいたら成長できない!」とほざいていた。試験を受けて、技術職になるんだ!と意気込んでまでいた。(周りも、若いんだから色々と挑戦しなさい!あなたなら大丈夫だよ!なんて言ってくれるもんだから調子に乗っていた)

 

そうして、当時の職場環境に感謝もせず、その現状にうつうつしていたら、本当に心が鬱っぽくなってしまって。結局3年ほどで辞めた。

 

転勤を繰り返して、昇進したり、経験積むことができたのに。国家規模の仕事だから、胸を張れる事業がいっぱいあったのに。

 

今は、あの時やめなきゃ良かったと心から思っている。

 

辞めた後に聞いたが、上司たちは私の将来を楽しみにしていたらしい。きっとあの子は仕事でどんどん活躍するだろうと言ってくれていたとか。。。

 

私はいつもそう。

 

中学の時にバスケ部を辞めた時にも、監督から「あなた、同級生で1番センスあったのにね残念だ」。

 

こんな感じが多い。

 

過去にしがみつきたくもなるが、そんな暇もないので。

だから今まで関わってきてくれた人たちを、アッと言わせるようなことを絶対に20代で成し遂げたい(これもエリート思考か……)

 

今の私が、当時の私に会えるならこう言いたい。(当時、母親からよく言われていたのに全く響いてなかったあの時の私を殴りたい)

 

「成長できない仕事なんてない。あなたを良いと思って採用してくれた人がいるのだから、その人やその環境に感謝して精一杯頑張りなさい。いづれ必ずあなたの血となり肉となり、今後の人生を豊かにしてくれるはずだから。いらない仕事なんてない。立派な仕事、頑張りなさい、楽しみなさい」

 

子育て中の母目線から言うと、あの独身で好き勝手飲み歩いてたあの時期が羨ましい……